2008年06月10日

悶々とする

うちはとにかく親戚が多い。

私も夫も3人兄弟、うちの親は7人兄弟、夫の親は10人兄弟。

全員とつきあっているわけではないけれど、

実家でも、婚家でも、何かと親戚が集まる機会が多く、

そのたびに、ある時は、長女として、ある時は嫁として、

そしてある時はいとこの最年長者として、あれこれ気をきかせて動きまわっていた。

自分の欲求よりも、相手の都合を優先させてきた。

みんなに感謝されたり、褒められたりすることが気持ちよかった。

たぶん、そうすることで自分の存在感をアピールできると思っていたと思う。


そして、あることに気づいた。

感謝されたり、喜ばれたりするととてもやりがいを感じるけれど、

だんだんそうすることが当たり前になってきて、

いつも感謝されるためには、今まで以上の働きをしなけらばならなくなっていた。

ふと気付くと、まわりは楽しげなのに、自分ばっかり忙しく立ち働いている。

「あんたももっと動いたら? 気がきかないわね」と、内心毒づきながら、笑顔を作っていた。

私って、いろいろなことを気づいてしまうから一番大変なのね、ま、しょうがないか、と自分を納得させていた。

納得して動いているのだから、それが私の生き方。結構かっこいいやん、と思っていた。



ある日、仲のいい友人に、

「苦労してるね。大変そう」

と言われたことが、心にひっかかった。


……え? すごいね、って感心しないの?

「自分がこうすることが好きだからやっているんだよ。だから全然大変じゃないよ」

と、言ったものの、心に刺さったトゲは抜けなかった。

……何でこんなに気分が落ち込むんだろう。

「幸せな人」に見えていないことがショックだった。

「幸せに見えないこと」は、私を不幸せにした。


「幸せそう」に見える人と何が違うのだろう?


悶々とした気持ちを、ノートに書きなぐった。

書けば書くほど、次から次へと湧き上がってくる罵詈雑言の嵐。

こんなに毒を貯めこんでいたのかと、びっくりするほど出てくる。

「悪口言っちゃいけません」
「人に言ったことはそっくり返ってくるよ」

子どものころから、しっかりと心に刻み込まれた『ルール』を破って、

思いっきり吐き出す快感。

書いてみると、自分が何に怒っているのか、何が悲しいのかが見えてくる。


そんな悶々とした経験があって、

今も、悶々とすることはしょっちゅうだけれど、

そこから何かを得る楽しみも見つけた。

だから、楽しいだけの、薄っぺらな人生よりも、

いろんなことがあって、怒ったり、泣いたり、笑ったりの人生のほうが絶対にいい、と今では思っている。



Posted by マダムオリーブ  at 17:49 │Comments(0)TrackBack(0)自分のこと

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